【電源ボタンとUSBポート】Palm Preの側面の上部,親指のやや下に電源ボタンがある。中央より少し下に,充電用を兼ねたUSBポートのカバーが見える。
電源ボタンとUSBポート
Palm Preの側面の上部,親指のやや下に電源ボタンがある。中央より少し下に,充電用を兼ねたUSBポートのカバーが見える。
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 製品をよく見ると,外側に何個かボタンがあることが分かる。唯一ラベルが付いているのが電源ボタンだ。そのほかのボタンの機能は不明である。もっと調べると,一つはUSBポートであることが分かった。しかし,それを示すアイコンやラベルはなく,キーボードを出さないとカバーを外すのはほぼ無理だ。カバーは綺麗に筐体にとけ込んで,表面が真っ平らになってしまう。さらに調べたら,これは電源のポートでもあることが分かった。この点が明らかだとは,とても言えない。Apple社の揺るぎない伝統に従って,明らかに分かりやすさよりもスタイルを優先している。

充電中は使えない

 我々はPreの電源を投入する前に,電池を使い切っていたようだ。幸い,電池が切れかかっていることを示す電源プラグの表示が出たので,使い始める前に充電が必要なことが分かった。プラグをつなぐと,充電中のアイコンが画面に現れる。プラグをつないだ状態で電源を入れようとしたが,できなかった。これはいらだたしい。電話を使うのを待たなければならないからだ。ちょっとでも電力が貯まったらすぐに使えるべきだと思うので,これは一種の欠陥といえる。

充電のようす
左は,充電が必要であることを示す表示。右は,実際に充電しているところ。

 5分ほど充電すると,突然Preは自動的に起動した。いったん電源を落として,最初から使ってみる。まず40秒間ロゴの画像が表示される。その後ロゴが明滅を始め,2分近くも続く。これはよくない。急ぎの際に使いたくても,電源オフの状態からはとても無理だ。