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第3回:電子ペーパーが相次ぎ市場に(1)

小谷 卓也=日経エレクトロニクス
2009/06/30 00:00
出典:日経エレクトロニクス、2006年1月2日号 、pp.55-58 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
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電子書籍端末に欠かせない部品である電子ペーパーの開発経緯を,『日経エレクトロニクス』の2006年の記事から振り返る。当時は,いくつかのメーカーが異なる方式の電子ペーパーを提案し,電子書籍以外にも実用的な用途が出始めた時期だった。その多くは現在も市場開拓の試行錯誤を続けている。E Ink社の電子ペーパーを用いた書籍端末が軌道に乗った今,他の方式にも順次出番が回ってきそうだ。(2009/6/30)
電子ペーパーが相次ぎ市場に

 2005年12月,JR東京駅の待ち合わせ広場の真ん中に突如出現した見慣れぬオブジェクトに,通行人の足が止まった。このオブジェクトには6台のディスプレイが備わっており,ニュースや天気予報,東京駅の案内などが約5分間隔で切り替わり表示される。ディスプレイのコントラストはクッキリとしているものの,モノクロ表示である。普段見慣れたカラー表示のディスプレイとは明らかに見栄えが違う。よく見ると「電子ペーパーディスプレイ実証実験」と書いてあることに気付く――。

 2006年,電子ペーパーを利用したさまざまな機器が続々と登場し,あちこちで目にする機会が増えそうだ注1)。例えば同年1月には,セイコーウオッチが電子ペーパーを表示部に利用した腕時計を発売するほか,イシダは値段などを表示する部分に電子ペーパーを利用した棚札をスーパーなどに向けて発売する。それ以降も,日立製作所が電子ペーパーを使った汎用ディスプレイを実用化し,シチズン時計は電子ペーパーを使った設備時計を駅や学校といった公共施設などに向けて発売する。さらに,旭硝子も電子ペーパーを使った公共表示端末を実用化する予定だ。こうした事例は枚挙にいとまがない。

注1) 電子ペーパーという言葉は,さまざまな意味で使われることがある。本記事中では,不揮発性を備える表示デバイス,あるいはその表示技術を指すものとする。

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