手ぶらで「ピッ」 人体通信,商用化へと離陸(1)

 【図2 人体通信の開発の推移】1996年にMITのZimmerman氏が,ウエアラブル・コンピューティングにおける機器間接続の方法として発表した論文が先駆け。2004年には松下電工が商品化したが,市場は拡大しなかった。NTTが電気光学結晶を使った高速伝送可能な技術「RedTacton」を発表した後は,目立った動きはなかったが,2007年のCEATECにおける実演で再び脚光を浴びた。2008年4月にNTTによる「Firmo」の出荷の開始や,アルプス電気による部品提供の表明など,一気に商用利用が現実味を帯びてきた。
【図2 人体通信の開発の推移】1996年にMITのZimmerman氏が,ウエアラブル・コンピューティングにおける機器間接続の方法として発表した論文が先駆け。2004年には松下電工が商品化したが,市場は拡大しなかった。NTTが電気光学結晶を使った高速伝送可能な技術「RedTacton」を発表した後は,目立った動きはなかったが,2007年のCEATECにおける実演で再び脚光を浴びた。2008年4月にNTTによる「Firmo」の出荷の開始や,アルプス電気による部品提供の表明など,一気に商用利用が現実味を帯びてきた。

カーソルキー(←/→)でも操作できます