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手ぶらで「ピッ」 人体通信,商用化へと離陸

手ぶらで「ピッ」 人体通信,商用化へと離陸(1)

  • 吉田 勝=日経エレクトロニクス
  • 2009/04/06 00:00
  • 1/3ページ

出典:日経エレクトロニクス、2008年6月30日号、pp.91-94(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

手で触れるだけで自動改札をくぐったり,買い物をしたり。
近い将来,そんな光景が当たり前になるかもしれない。
それを実現するのが,人体を信号の伝送媒体とする人体通信。
機器と体が近接することで信号が伝わる。
その本格的な商用利用の幕が今,開こうとしている。

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 NTTドコモが2008年の春まで放映していたテレビCMがある。人体通信機能を備えた携帯電話機をポケットに入れた若者が外出し,ドアの施錠からスクーターの始動,駅の自動改札の通過,自動販売機での買い物まで,各機器に触るだけで済ませてしまう――そんな近未来を描いたものだ。

 決して夢物語ではない。2008年4月に,NTTエレクトロニクスがセキュリティー用途向け人体通信システム「Firmo」の出荷を開始した。アルプス電気は2008年内の関連部品出荷を表明,アドソル日進も独自製品の投入を予定しており,人体通信の利用が急速に現実味を帯びてきている。

 実際,「入退室管理システムのベンダーやゼネコンなどから問い合わせが来ている」(NTT),「自動車部品メーカーなどが強い関心を寄せている」(カイザーテクノロジー 代表取締役の加藤康男氏)と,注目度は高い。セキュリティーから電子マネー,ウエアラブル・コンピューティングまで,さまざまな用途で期待が集まっている(図1)。

図1 人体通信で変わる生活
人体通信機能を備えたカードや携帯電話機をポケットやカバンに入れておけば,それらを取り出さなくても,ドアノブを握っただけで電子錠を解錠したり,読み取り装置に手を触れるだけで自動販売機で買い物ができたりする。クルマのキーレス・エントリー・システムにも適用可能だ。将来はウエアラブル機器間の接続も無線化できる。(イラスト:シギハラ・サトシ)
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