形式的手法も1度,1980年代に日本で研究対象として注目を集めたことがある。しかし,当時はまだソフトウエアの規模自体が膨大ではなかった上,ソフトウエアの上流工程の重要さもあまり実感されていなかったことから,その後,研究は下火になった(図7)。日本における形式的手法の第一人者である九州大学大学院 システム情報科学研究院 情報工学部門 教授の荒木啓二郎氏はこう語る。「1980年代はソフトウエアのモジュール化が有効との議論がなされていたような時代。今ではモジュール化は当たり前のこととして現場に定着し,誰もそんなことは議論しなくなった。当時,形式的手法を現場に適用するのはあまりに早すぎたのかもしれない」

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