「テストやレビューをしっかりやれ」「プロジェクト・マネジメントをキッチリ徹底しろ」――今のソフトウエア開発では,誰もが品質確保の確かさを「キッチリ」としか表現できない面がある。

  エンジニアリングの実践に程遠いこうした現状から脱却し,ハードウエアと同じ地位を持つ工業製品としてソフトウエア開発を昇華させる必要がある。そのための道具として「形式手法(formal methods)」を知り,見直すべき時が来た。(日経エレクトロニクス 2005年12月19日号 特集より、進藤 智則=現在は日経Robotics編集長)