ブリヂストンは、第39回東京モーターショー(一般公開日:2005年10月22日~11月6日)に出展するコンセプトカー「Ferrari GG50」を公開した。GG50は、デザイナーGiorgetto Giugiaro氏のデザイナー活動50周年を記念して、イタリアItaldesign Giugiaro社が「612 Scaglietti」をベースにデザイン、製作したもの。タイヤにはブリヂストンの「POTENZA RE050」を装着する。

図1◎「Ferrari GG50」。ボディサイズは全長4810×全幅1950×全高1347mmで、ホイールベースは2950mmで、シートアレンジは2+2。

 全長は4810mmで、ベースモデルの612 Scagliettiよりも90mm短い。フロントのオーバーハングは20mm短いだけだが、後部のデザインを大幅に変更しており90mmの短縮となった。ホイールベースは2950mmでベースモデルと同じ。

 後席の後ろに配置していた燃料タンクをトランクの下に配置したことで、後部席の背もたれを倒すと奥行き1400mmほどの大きな荷室として使える。荷室容量は240Lから270Lに増え、シートを折りたたむと500Lになる。また、荷室を有効に使えるようトランクリッドを改めハッチバックとしたが、バックドアを支えるためにピラーを強化している。

 エンジンは排気量5748ccのV型12気筒で、最高出力は403kW(540hp)。6速自動変速機を組み合わせる。

図2◎全体的に丸みを帯びたシルエットとすることで、車両をコンパクトに見せているという。

図3◎リアのサイドガラスが開くことで乗り降りしやすいという。