スズキは東京モーターショーに、ミニバンのコンセプトカー「P.X」を出展すると発表した。3列シートのミニバンだが、2列目よりも3列目を優先しており、3列目には大型シートの「ラウンジシート」を採用した。大型アームレスト、グラスを固定できるテーブル、フットレストを装備する。2列目シートを1列目背面に一体化することで、3列目の足下空間を拡大する機能も持つ。

図1◎「P.X」はプライベート・エクスプレスの略称。コンセプトは「男のこだわりプライベート空間」。

 両側に3枚ドアを持ち、2枚目と3枚目の間はピラーレス。2枚目ドアは前ヒンジだが、3枚目はヒンジを二つ持つスライド式とした。

 ボディサイズは全長4420×全幅1800×全高1780mmで、ホイールベースは3000mm。乗車定員は6名で、排気量2.0Lの直列4気筒エンジンを想定する。室内は白いレザーを基調とし、金属素材とブルーの照明を配置した。

図2◎特殊な光輝材により、金属の固まりに見えるような車体色を採用した。