ドイツOpel社は、2世代目となるミニバン「Zafira」をジュネーブモーターショーに出展すると発表した。客室を拡大し、エンジンのバリエーションを増やしたほか、収納スペース付きのパノラマルーフを採用した。2005年4月末にドイツBochum工場で生産を開始し、2005年7月に欧州で発売する予定。

図1◎新型「Zafira」フロントビュー。

 シートアレンジは現行型と同様に、3列シート7名乗車の「Flex7」を採用。ボディサイズは全長4467×全幅1776×全高1637mmで、ホイールベースは2703mm。室内には最大で30の収納スペースを設けたほか、5名乗車の状態で収納スペースは620Lと現行型よりも20L増やした。オプションのパノラマルーフは収納スペース付きで、サンルーフ部が4つに分かれており、真ん中が収納スペースになる。

 コンパクトカー「Astra」に採用したCDC付きIDSPlusサスペンションを採用し、スイッチによりサスペンションのダンパ、パワステ、横滑り防止装置、自動変速機を統合制御する。コンパクトミニバンとしては初めてAFS(配光可変式ヘッドランプ)を採用。エンジンは排気量1.6Lから2.2Lまで、最高出力は74kW(100hp)~147kW(200hp)までそろえる。変速機は一部グレードで6速手動変速機を標準とした。