キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は、病院などでの患者の異常行動をネットワークカメラで検知するシステムを「国際モダンホスピタルショウ2015」(2015年7月15~17日、東京ビッグサイト)に参考出展した。病室に設置したネットワークカメラで撮影した映像から、転倒やもがき、ベッドの柵外しなどの異常行動をリアルタイムに検知。別室のモニターなどで確認できる。医療機関や介護施設向けに提案を始めた。
キヤノンのネットワークカメラと、キヤノングループのデンマークMilestone Systems社のVMS(video management software)、アダコテックの異常行動検知アプリケーション「AdaWatcher」を組み合わせたもの。撮影された行動が「異常」であるかどうかは、捉えられた動きの量が、設定したしきい値を超えるかどうかで判定する。