登壇した木下 泰三氏 日経エレクトロニクスが撮影。
登壇した木下 泰三氏
日経エレクトロニクスが撮影。
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さまざまな標準化やアライアンスがある 講演者のスライド。
さまざまな標準化やアライアンスがある
講演者のスライド。
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 IoTやM2Mのブームを背景にさまざまな標準化活動や仲間作りのアライアンスが打ち立てられている。それを整理した講演が、幕張メッセで開催の「TECHNO-FRONTIER 2015」(2015年5月20日~22日)で行われた。

 5月21日の午前中に特別講演会会場で催された講演「IoT/M2Mの技術標準化、業界アライアンスの動向」がそれである。講師は日立製作所の木下 泰三氏(情報・通信システム社 ITプラットフォーム事業本部 IoTビジネス推進統括本部 事業主管)が務めた。同氏が講演の冒頭で語ったように、今回は日立の社員としてではなく、新世代M2Mコンソーシアム 理事としての立場で業界全体の流れを説明した。

 同氏は講演の最初の段階で見せたスライドで、全体を5つの階層に分けてそれぞれの層で現時点で有力な規格や標準化組織、アライアンス名などを紹介した。「まさに群雄割拠の状況」(同氏)とした。その後、同氏は、そのスライドで紹介した標準化やアライアンスのいくつかの最近の状況などを紹介している。記者も(恐らく聴講者も)聞きたかった、どの標準化化やアライアンスが有力か(優先してウオッチすべきか)の説明は最後にあった。