ヘルスケアデータ統合アーカイブシステムの展示パネル
ヘルスケアデータ統合アーカイブシステムの展示パネル
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 日立製作所のヘルスケアグループは2015年4月17日から19日まで開催中の2015国際医用画像総合展(ITEM 2015)に、電子カルテ、MRI(磁気共鳴断層撮影装置)やCT(コンピューター断層撮影装置)の診断画像、検査レポートなどの医療情報をファイル形式で一括管理する「ヘルスケアデータ統合アーカイブシステム」を参考出展している。

 同システムでは患者ごとに蓄積された情報を、「処方薬」「疾患」「術式」など様々な切り口で横断的に抽出できる。これによって、経験の浅い医師であっても、似た症状や薬歴の患者の電子カルテ、診断画像などを一覧表示して、何の病気であるかを比較的容易に検討できるようになる。データは日立製作所が提供するクラウドサービス、個々の病院内のオンプレミスシステムのどちらにも配置できる。

 日立製作所ヘルスケアグループでは2015年6月に同システムの正式発表を予定しており、価格などの詳細はその際に公表する。