ご自身やお子さんの食物アレルギーで悩んでいるなら、このアプリ

2014/11/04 08:16
大下 淳一=日経デジタルヘルス
講演する石川氏
講演する石川氏
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出展した「アレルギーチェッカー」(左)と「クミタス」(右)
出展した「アレルギーチェッカー」(左)と「クミタス」(右)
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 牛乳や卵、エビ、そば粉などが含まれる食品を少しでも口にすると、じんましんが出たり、気分が悪くなったりする――。そんな体質の読者は少なくないだろう。日本人のうち、約700万人が何らかの食物アレルギーを抱えるとされる。日本における食物アレルギーの患者数は急増しており、最近10年間で約2倍に増えたという。まさに現代病だ。

 こうした食物アレルギーに特化したヘルスケアサービスを手掛けるのが、ウィルモアである。同社 代表取締役の石川麻由氏が「次世代ヘルスケア展」(主催:日経BP社、協力:日経デジタルヘルス、2014年10月29~31日)に登壇し、「食×ヘルスケアの新しい提案」と題して同社の取り組みを紹介した。

 ウィルモアが2012年に提供を始めたのが「アレルギーチェッカー」と呼ぶスマホアプリ。自分の気になるアレルゲンを含むかどうかを、食品に付随する1次元バーコードをスマートフォンのカメラで撮影するだけで判定できるアプリである。表示が義務付けられているアレルゲンだけでなく、表示が推奨されているだけのアレルゲンも含む、数十種類のアレルゲンの含有の有無を判定可能だ。これまでに、約5万7000件の食品に対応させた。

 同社がこのアプリの提供を始めた当初、食物アレルギーに特化したヘルスケアサービスは他にほとんど存在しなかったという。そのため、こうしたアプリを「出してくれただけで嬉しいという声を喜ばしく感じるとともに、(食物アレルギーへの対応が遅れている実態に)悲しみを感じた」と石川氏は話す。

アレルゲンを含まない食品を購入しやすく

 その後、自分の気になるアレルゲンの含有の有無を調べられるだけでなく、そのアレルゲンを含まない食品を見つけ、購入することにつながるサービスを求める声が増えたという。これに応えて、ウィルモアが2013年10月に提供を始めたサービスが「クミタス」である。特定のアレルゲンを含まない食品を、amazon.co.jpや楽天市場といったポピュラーなショッピングモールを横断する形で1回で検索できる。

 アレルギーチェッカーとクミタスはもともと、子供の食物アレルギーに悩む親の利用を主に想定していた。ところがクミタスの利用者プロフィールからは、自身が食物アレルギーを抱える大人の利用者が想定以上に多いことが分かったという。

 アレルギーチェッカーやクミタスは無料で利用可能だ。「マネタイズは課題だが、可能性は幅広い」と石川氏は話す。現在は広告収入が中心だが、今後は服薬関連などさまざまなサービスとの連携が考えられるとした。