CEA調査による4Kテレビの普及見通し(米国市場)
CEA調査による4Kテレビの普及見通し(米国市場)
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 「2014 International CES」(米国ラスベガス、2014年1月7日~10日)の開幕2日前にCEA(全米家電協会)が開催した恒例のマスコミ向け勉強会「State of the Consumer Tech Industry and 2014 Trends to Watch」。CEA チーフ・エコノミストのShawn G.Dubravac氏によると、2014年の米国のUHD(4K)テレビ出荷台数は、2013年の5万7000台を大幅に上回り48万5000台に達するという。その後も2015年は125万台、2016年は195万台、2017年には290万台になると、CEAは見ている(2014年1月CEA調査)。この時点で、テレビの総出荷台数の1割弱になる。

 会場から「3Dは伸びなかったのに、UHDが伸びるという根拠は何か?」と質問され、Dubravac氏はこう答えていた。

 「消費者の購買行動で大画面化が続いていることです。米国市場におけるテレビの画面サイズは、1998年には22型が中心でしたが、2013年には46型まで大型化しています。買い換え時には大きいものを買うのが、通常の購買行動です。一家に3台のテレビがある家も珍しくなく、そうした家庭では3年に一度、テレビを買い替えています。それが新たに4Kに向かうことは十分、予測できます」。