建設中のBerlin City Cube
建設中のBerlin City Cube
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Heitecker氏(右)と筆者
Heitecker氏(右)と筆者
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――なるほど。日本メーカーの動向をどう見ていますか。

 大きな動きがありました。シャープさんが、メインの大きなスペースを降りて、小さなブースに移られました。しかし、IFAの価値を正しく測っていただけるなら、シャープさんには、ぜひ適切なブレゼンスを持っていだきたいと願っています。ソニーさんとパナソニックさんは一時の低迷を抜けられ、実にバイタルにヴィヴットにブース展開をされています。私としてもとても頼もしく見ています。

――新ホール「Berlin City Cube」を建設しています。

 Berlin City Cubeは今、建設が急ピッチで進んでいます。IFAの出展スペースはもう全然足りません。いつもオーバーブッキングで、何年もお待ちいただいているのです。そこで、敷地面積をBerlin City Cubeの建設によって増やすというのが、狙いの一つです。2014年春に完成すれば現在のメッセ・ベルリンの敷地面積16万m2に、Berlin City Cubeの1万2000m2が加わる計算です。老朽化したカンファレンス・ホールの代わりも担います。新ホールが完成すれば、メッセ・ベルリンは世界最大規模の会議場と展示スペースを提供できるイベント会場になります。

――では、Berlin City Cubeをどのように活用するのですか。

 まだ内緒です。いまは出展者の皆さんに、どのように使いたいかをヒアリングしている段階です。恐らく、コンセプトが変わる場面も出てくると思います。

――なるほど。ブース大移動が起きるかもしれませんね。

 はい、まるでパズルのようですよ。今から着々と準備いたします。