iPhoneに装着したところ
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DSC-QX100の外観
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DSC-QX10の外観
DSC-QX10の外観
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 ソニーは2013年9月4日、エレクトロニクスの見本市「IFA2013」(ドイツ・ベルリン、同年9月6日~11日)に合わせて、スマートフォンにクリップを使って装着する形態のデジタル・カメラ「DSC-QX100」と「同-QX10」を発表した。同年9月末から世界各国で順次販売を開始する。

 これらのデジカメは、単体でも動作するが、液晶パネルやファインダーは備えない。代わりにスマートフォンの画面を利用する。シャッターやズームのボタンも備えるが、スマートフォンで動作する専用のアプリケーション・ソフトウエアで操作することを想定している。画面のタッチした場所にピントが合う「タッチAF」の機能もスマートフォンのアプリで提供する。アプリはAndroid用と、iOS用のものをソニーが用意する。

 スマートフォンとQX100/10の間は無線LANを介して接続する。そのため、デジカメ本体(QX100/10)をスマートフォンを物理的に離して使い、ハイアングルやローアングルなど、視点を変えた写真撮影もできる。

 QX100は1型の裏面照射型CMOSセンサ(有効画素数2020万)と、3.6倍ズーム・レンズを備える。QX10は1/2.3型の裏面照射型CMOSセンサ(有効画素数1820万)と、10倍のズーム・レンズを備える。RAWデータでは撮影できず、画像の記録形式はJPEGのみとなっている。

 ソニーの米国のオンライン・ストアでは既に予約受付が始まっており、QX100が499.99米ドル、QX10が249.99米ドルとなっている。