VAIO Pro 11の外観。USB 3.02ポート、HDMI1ポートを側面に備える。
VAIO Pro 11の外観。USB 3.02ポート、HDMI1ポートを側面に備える。
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VAIO Pro用の外付けバッテリ。VAIO Pro 11と13で同じものを使える。
VAIO Pro用の外付けバッテリ。VAIO Pro 11と13で同じものを使える。
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VAIO Duo 13の外観(前面)
VAIO Duo 13の外観(前面)
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VAIO Duo 13の外観(背面)
VAIO Duo 13の外観(背面)
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 ソニーはIT関連の展示会「COMPUTEX TAIPEI 2013」(2013年6月4~8日、台湾・台北市)に合わせて記者発表会を開催、超軽量のノートPCなど3機種を発表した。ノートPC型の「VAIO Pro 11」と「VAIO Pro 13」、および「VAIO Duo 13」である。いずれも同年6月中旬に日本を含む幾つかの国で発売する。いずれの製品もプロセサには同年6月4日に米Intel社が発表した第4世代Coreプロセサ(開発コード名:Haswell)を搭載する。

 VAIO Pro 11と13はそれぞれ11型、13型のディスプレイを備えながら、それぞれ約870gと約1060gという「同クラス世界最軽量」(ソニー)の製品。筐体の上面と下面を東レ製のカーボン・ファイバで製造し、この筐体に鈍角の縁取りを持った3次元構造「Hexa-shell design」を加えることで強度と軽量化を実現した。「さらにストレージをSSDのモデルだけにしたことも軽量化に寄与した」(ソニー)という。2次電池の容量はVAIO Pro 11、13がそれぞれ32Whと37Wh。36Whで300gの外付け型のオプション・バッテリも用意する。価格はVAIO Pro 11が1149米ドル、同13が1249米ドルを予定している。

 一方、VAIO Duo 13はスライド式のキーボードが搭載された13型のディスプレイを持つパソコン。キーボードを折りたたむとタブレット端末のように使える。2012年10月に発売された11型ディスプレイを持つ「VAIO Duo 11」と同じ重さ(約1.3kg)に抑えた。「カーボン・ファイバを筐体に使ったことと、ヒンジの構造を見直したことで軽量化を実現した」(ソニー)。また、Haswellを使うことで、通常使用で18時間(JEITA-BAT1.0で測定時)の電池駆動を実現したという。VAIO Duo 11の電池駆動時間が7時間だったことから、倍以上に増えた(オプション・バッテリ装着時は14時間)。「市販価格は10万~15万円程度」(ソニー)とする。