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HOMEエレクトロニクス機器nano tech 2013 > 【ナノテク展】巻き取り式のスピーカーが可能に、富士フイルムがフレキシブル性と音響特性を両立したフィルムを開発

nano tech 2013

【ナノテク展】巻き取り式のスピーカーが可能に、富士フイルムがフレキシブル性と音響特性を両立したフィルムを開発

  • 河合 基伸=日経エレクトロニクス
  • 2013/01/31 14:11
  • 1/1ページ
巻き取り式スピーカー
巻き取り式スピーカー
[画像のクリックで拡大表示]
さまざまな形状のスピーカーを展示
さまざまな形状のスピーカーを展示
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 富士フイルムは、スピーカーの振動板として使えるフィルム「BEAT」を開発し、「nano tech 2013」(2013年1月30日~2月1日、東京ビッグサイト)で披露した。BEATを振動板として使うことで、曲げたり折ったりできるスピーカーが可能になる。nano tech 2013では、薄型のスピーカーや、巻き取り式のスピーカー、扇子状のスピーカーなどを展示した。

 曲げられる振動板を実現するには、柔らかい材料が必要になる。しかし、柔らかい材料は振動を吸収してしまうため、フレキシブル性と音響特性の両立は難しかった。これに対して富士フイルムは、可聴域の20Hz~20kHzでは硬くなり、手で曲げたりする数Hzの領域では柔らかくなる粘弾性ポリマーを用いることで、フレキシブル性と音響特性を両立した。

 この粘弾性ポリマーに圧電セラミックスを混ぜ込み圧電コンポジットとし、電極で挟んだ後に保護層で封止した。電極に電圧を印加すると圧電セラミックスが振動して、粘弾性ポリマーが振動板として機能する。
 手で曲げた際に発生する歪エネルギーは熱として放出されるため、クラックや剥離などを防ぐことができる。可聴域では、振動板として適度な内部損失を保つという。なお粘弾性ポリマーは「過去に開発した材料のストックから見いだした」(説明員)ものである。

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