技術経営 技術者が知っておきたい経営と市場の最新情報
 

【CES 2013】約半年で4万人超の開発者を獲得、話題のジェスチャー入力が姿を現す

CMOSセンサと赤外線LEDで指の動きを10μmの精度で検出

高橋 史忠=Tech-On!
2013/01/11 22:16
印刷用ページ
Leap社が開発した動き検出装置
Leap社が開発した動き検出装置
[クリックすると拡大した画像が開きます]
検出技術を用いたデモの様子。
検出技術を用いたデモの様子。
[クリックすると拡大した画像が開きます]

 約60cm角の領域にある物体の3次元の動きを10μmの精度で検出する。使うハードウエアは、Webカメラなどに使う普通のCMOSセンサと赤外線LED。指やペン先の動きを高精度で捉え、パソコンの画面上での細かな作業も可能にする――。

 そんな技術を開発したベンチャー企業がある。米国シリコンバレーのサンフランシスコに本社を置くLeap Motion社だ。2013年1月8日(現地時間)から米国ラスベガスで開催中の民生機器展示会「2013 International CES」に、開発を進める動き検出技術「Leap」を出展した。手の動きなどをパソコンやタブレット端末、テレビの入力に使う。いわゆるジェスチャー入力によるユーザー・インタフェース(UI)への応用を目指す。

YouTubeのデモ動画で話題に

 同社の技術は、2012年5月に動画共有サイト「YouTube」でデモ動画が公開されると大きな話題となった(YouTube上のデモ動画はこちら)。従来のジェスチャー入力に比べて、自由自在かつスムーズな画面内への入力を可能にしていたからだ。あまりに繊細でスムーズな様子を見て「合成した動画ではないか」という声も上がったほどだ。だが、「すべて実際のデモの様子を撮影した」と、同社の担当者は話す。

 開発した動き検出装置は、外形寸法が80mm×30mm×11.5mmで、重さは32g。手のひらの中にほぼすっぽりと入ってしまう大きさだ。CMOSセンサと赤外線LEDを内蔵する。物体で反射した赤外線をCMOSセンサで捉えることで動きを検出する。いわゆる「TOF(time of flight)型」の技術の一種とみられる。

 センサの検出角度は150度。約60×60×60cmの範囲で3次元の動きを検出できる。例えば、10本の指を使った場合、290フレーム/秒でそれぞれの指の動きを追い掛けることが可能だ。前後/左右/上下で検出精度は同じという。指などの動きから実際のUIに反映するまでの遅れ時間(レイテンシ)は3ms前後と短い。同社は、この検出装置を69.99米ドル(事前申し込みの価格)で2013年第1四半期中に売り出す。USB端子でパソコンにつなぐことで利用できる。

 では、検出精度10μmという性能を実現できた理由は何か。

【技術者塾】
実践で学ぶ!システム設計力強化トレーニング(9/2・3開催)

~複雑化する製品の設計情報を見える化し、品質向上と開発効率化を実現~


システム・サブシステムにおいて、要求⇒機能⇒実現手段の順に段階的に設計案を具体化しながら、各段階において異分野の技術が相互に与える影響や背反事項のすり合わせを行うことが重要です。また、元々日本企業が得意なすり合わせをより効率的・効果的に行うために、設計情報を見える化し共通言語とすることが必要です。これらにより、システム目標の未達や見落としを防ぎ、品質向上と開発効率化の実現を目指します。詳細は、こちら
日時:2015年9月2日(水)・3日(木)
いずれも10:00~18:00
会場:京王品川ビル セミナールーム(東京・品川)
主催:日経テクノロジーオンライン
コメントする
コメントに関する諸注意(必ずお読みください)
※コメントの掲載は編集部がマニュアルで行っておりますので、即時には反映されません。

マイページ

マイページのご利用には日経テクノロジーオンラインの会員登録が必要です。

マイページでは記事のクリッピング(ブックマーク)、登録したキーワードを含む新着記事の表示(Myキーワード)、登録した連載の新着記事表示(連載ウォッチ)が利用できます。

協力メディア&
関連サイト

  • 日経エレクトロニクス
  • 日経ものづくり
  • 日経Automotive
  • 日経デジタルヘルス
  • メガソーラービジネス
  • 明日をつむぐテクノロジー
  • 新・公民連携最前線
  • 技術者塾

Follow Us

  • Facebook
  • Twitter
  • RSS

お薦めトピック

日経テクノロジーオンラインSpecial

記事ランキング