米国ラスベガスで開催中の民生機器の展示会「2013 International CES」(開催期間:2013年1月8~11日)の会場に、Android OSを搭載するミラーレス・カメラが登場した(図1)。「Polaroid」ブランドの「iM1836」である。開発したのは米Sakar International社で、Polaroidブランドの使用ライセンスを得て製品に仕上げた。
iM1836は「Android 4.1」(Jelly Bean)を搭載する(図2)。「Android OSを搭載するミラーレス・カメラは世界で初」(Sakar International社)という。無線LAN機能も内蔵しており、Android OSのアプリケーション ソフトウエア(以下、アプリ)の追加および、アプリを経由して撮影した画像をSNSへ投稿するといった利用ができる。2013年第1四半期に発売する予定という。価格は、焦点距離10~30mmでF値3~5.6のズーム・レンズを付属して399米ドル。
外観デザインは、ニコンのミラーレス・カメラ「Nikon1 J」シリーズとうり二つ。だが、交換レンズ接続規格(マウント)は「独自品」(Sakar International社)という(図3)。発売に合わせて、オリンパスやパナソニックなどが採用するマウント「マイクロフォーサーズ」の交換レンズを利用できるように、マウント・アダプタも提供する方針。
撮像素子は1810万画素のCMOSイメージ・センサを搭載する。撮像素子の大きさは明らかにしておらず、展示品を確認する限りコンパクト型デジタル・カメラと同等の小型品のようだ。