図1 65型の4K×2Kテレビ
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図2 58型の4K×2Kテレビ
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図3 国内では51型以上の大画面テレビ市場が急速に拡大
図3 国内では51型以上の大画面テレビ市場が急速に拡大
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 東芝は「2013 International CES」(米国ラスベガス、2013年1月8~11日)の開催に先立ち、現地時間の1月6日の午後5時30分からマンダリンベイ・ホテル・コンベンションセンターで日本人記者を主に対象とした会見を開催した。同社はこの会見で、日本と米国で84型、65型、58型の4K×2K(3840×2160画素)テレビの発売を発表した。

 84型は2012年9月の「IFA」で参考発表していたが、65型と58型は今回が初のお披露目である(図1、図2)。東芝 デジタルプロダクツ&サービス社 社長の深串方彦氏は「東芝は“クラウドサービス+大画面4K×2K”で、映画、スポーツ、ライブ、ドラマを心に響く感動領域へ、(という考え)を打ち出したい」と語った。

 意欲が感じられたのは、価格への質問に答えた時だ。「東芝は本気で4K×2Kをやります。その証拠に、84型は無理だが、65型と58型の価格は1型=1万円を切りたい。4K×2Kをショールーム・モデルにはしません。ご家庭で楽しんでいだたけるテレビにします」(同社)。

 国内では51型以上の大画面テレビ市場が急速に拡大している。2012年下期は2011年上期の3倍以上に伸びている(図3)。同社はここに4K×2Kテレビを投入する。58型以上での構成比は、2013年度は約40%、2014年度は約70%、2015年度は約90%(残りはフルHDモデル)を4K×2Kテレビにしたいという。