AppliCare2015は2015年7月19日、特別企画としてソフトバンクロボティクスの人型ロボット「Pepper」に着目したアイデアソンを開催した。Pepperとヘルスケアを掛け合わせることによる新たな価値創造を狙ったものである。

 この企画はソフトバンクロボティクスとGEヘルスケア・ジャパンの提供によるもの。GEヘルスケア・ジャパンは現在、Pepperを活用した医療サービス開発の構想を持っており、2015年4月に開催されたITEMでも、Pepperを用いた医療ガイダンスの参考展示をしている(関連記事)

Pepperを囲む参加者と審査員
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 アイデアソンでは、ソフトバンクロボティクス賞とGEヘルスケア・ジャパン賞が用意された。受賞チームにPepperの貸し出しと技術サポートの機会が与えられるというものだ。

 参加者たちはそれぞれチームに分かれ、出し合ったアイデアをチームで一つにまとめ上げ、発表を行った。学生ならではの柔軟な発想から生まれたユニークなアイデアが、各チームより発表された。

 審査は、次の4つの観点を重視して評価された。

(1)ニーズの深堀と具体的な場面(use case)を考えられているか
(2)患者や利用者のPain pointsを深く理解できているか
(3)Why Pepper?に答えられるソリューションになっているか
(4)提案したソリューションの制約を認識できているか