2014年春に日本での発売が開始されたドイツBMW社の3世代目「MINI」に、「JOHN COOPER WORKS」グレードが追加された。「MINI COOPER」という車種自体が、そもそもは、英国での初代の高性能仕様車として生まれ、さらに上の高性能車を「COOPER S」といった。それが、現在では一般的な車種体系に組み入れられ、さらにその上をいく高性能車として、JOHN COOPER WORKSがある。

ジョン・クーパーが愛したと伝えられる、レベル・グリーン・ソリッドに塗装されたJOHN COOPER WORKSに試乗した
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 排気量2.0Lの直列4気筒ターボエンジンは、最高出力170kW(231PS)で、1280kg(AT車)の車両質量から導き出すパワーウェイトレシオは5.54kg/PSと、スポーツカーのように優れた値となる。

ターボ過給圧は2.2bar、サブラジエターとインタークーラーを追加した170kW(231PS)のターボエンジン
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