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一息入れた分解班は、気持ちも新たにPepperの本体に向き合った。まずは背面のパネルから。あらかじめ調べたときに、外しやすいことを見いだしていた部分だ。
さらにもう一枚パネルを外すと、3つのファンがむき出しになる。それぞれ、首と左右の腕を動かすモーターの冷却用だろう。真ん中のファンが一番大きいのは、それだけ大きい負荷が首のモーターに掛かるせいだろうか。
ファンの下には電源分配用とみられる基板があった。ちなみに下の写真の上側にある赤いボタンは、緊急停止用のボタンである。
ファンを組み込んだ機構部品は、上部にある4つのネジで止められている。これらを外すと機構部品が上から開いて、各部を動かすアクチュエーターが現れる。