3Dプリンターで最終製品を製造し、販売する取り組みが広がっています。複雑形状を一体造形できる点や、個別最適化やマスカスタマイゼーションの実現といったメリットを生かした用途です。一方で、3Dプリンターの精度や強度、コスト、納期といったことに対する不十分さを指摘する声があるでしょう。
本コラムでは、製造装置として3Dプリンターを活用している実際の取り組み事例や、装置や材料の最新動向をお伝えします。
連載
製造装置3Dプリンターの今
目次
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スポーツ用義足の進化の軌跡
東京大学生産技術研究所で、「Disigning Body 美しい義足をつくる」展が開催されている。東京大学生産技術研究所教授の山中俊治氏が慶應義塾大学時代から取り組んできた「美しい義足プロジェクト」の成果(実際の義足やスケッチなど)が展示されており、3Dプリンティングをはじめとした先端技術を活用する…
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3Dプリンター製品、蔦屋家電で売っています
ケイズデザインラボ(本社東京)が、東京都世田谷区で2015年5月3日に開店した「二子玉川 蔦屋家電」で3Dプリンター製品などの企画展示を実施している。3Dプリンター製品といっても3Dプリンターの装置そのものではなく、3Dプリンターで造形したさまざまな製品のことだ。漆塗りの器、月の形を忠実に再現したラ…