みなさまごきげんよう。
フェルディナント・ヤマグチでございます。
桜が散り始めたと思ったら、東京は摂氏4度という朝も。4月8日には、千葉県銚子市で1888年の観測開始以来、最も遅い降雪を記録することとなりました。
“寒の戻り”にも程があるというものですが、毎年ギリギリまでスキーを楽しむ私にとりましては、今回の降雪は慈雨ならぬ“慈雪”でありまして、内心密かに快哉を叫んでいるところであります。これで5月の連休も6月の月山も雪の心配をしなくて済みそうです。標高が低いエリアにあるスキー場は先週末でクローズした所が多いのですが、1500メートル以上の場所はまだまだ滑れますからね。
昨今のスキー板は“カービングに次ぐ大変革”ということで、ヘッドとテールが跳ね上がったロッカー構造が流行っています。確かにこうすると回転のキッカケが作りやすい。当然曲がりやすくなる。初中級者には“扱いやすい板”、ということになります。メーカーによっては競技用の板にまで軽くロッカー構造を取り入れているところも有りますが、HEADのレーシングラインには一切採用されていません。高速ターンでズレが生じやすくなるからです。この辺はもう各人の好き嫌いと滑り方の問題なのですが、私は圧倒的にHEADの思想を支持します。やっぱりターンはキレですわよ奥様。
新しいのを買えば、当然試したくなる。トライアスリートにはスキーヤーも多うございまして。「ちょっと滑りに行こうよ」と誘えばソッコーで面子が揃います。いや実にめでたい。
富士見パノラマリゾートを「人工スキー場」と言い切ってしまうのは失礼ですが、もともとそれほど降雪量の多い場所ではないので、スノーマシンで作る雪が主体のゲレンデです。
スキー場で降雪量が少ないのは明らかにネガティブ要素です。しかし、逆に言えば“晴れの日が多い”ということになる。実際ここの晴天率は85%もの高率で、余程の不運でなければ晴天でスキーを楽しむことができます。しかも最長3キロのダウンヒル。素晴らしい!直近5年間の数字を見ますと、来場者数は夏も冬も右肩上がりでありまして、昨シーズンは実に24万1000人がここを訪れている。日本一売れたクルマ、タントの販売台数よりも多い(2014年で23万4456台)。比較するものじゃありませんが、それにしても大したもんです。
“ふじぱら”は富士見町の期待を一身に背負って「公社」として立ち上げたスキー場ですが、しかし経営に関してはアレなようで、毎年の金利負担に耐えかねて、町に借金の肩代わりをさせたりしている訳ですが、大丈夫なのでしょうか。4月26日は富士見町議会議員一般選挙が行われます。誰が当選しても良いですから、頑張ってスキー場は続けてくださいね♡
ご覧くださいこのキレを。やっぱり新しい板は良いです。この写真はスノボに取り付けたGARMINで撮影した動画を切り取ったものです。写真として切り抜いてこの解像度。最近のアクションカメラはえらいもんです。
さて、ヨタはこの辺にして本編へと参りましょう。
「2014年に日本で一番売れたクルマ」ダイハツはタントの開発者インタビューです。
日本一売れたクルマを作り上げたエンジニアはどんな人なのか。何を考え、何を目指してタントを作ったのか。じっくりシツコク食い下がってインタビューして参りました。