翌日。高層ビルを幾つか通り過ぎ、タミヤプラモデルファクトリー新橋店に到着。待ち合わせ場所にS記者がなかなか来ないので、電話をすることにしました。

S記者「はい、もしもし」
私「タミヤの前に着きました」
S記者「早いな! 開始の2時間前だぞ。お茶してろ」

 まだ仕事に慣れないこともあり、時間を意識して動いていたのですが、少々早く着きすぎたようです。

タミヤプラモデルファクトリー新橋店
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 適当に新橋の街を散策し、時間をつぶしてからS記者と合流。大会の会場である、プラモデルファクトリーの2階へと歩を進めます。会場に入ると異様な熱気を感じました。やたら貫禄がある人、元のデザインが分からないほどにミニ四駆を改造している人。なにより、年齢層が思っていた以上に高いです。アカンです。これガチなやつでした。もっと和やかなメディア交流を想像していたのに、闘志しか感じません。怖いです。

闘志を隠さない参加者たち
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 でも、ここまで来たからにはやるしかありません。レッツ&ゴーです。S記者が手提げ袋から、2台のミニ四駆を取り出しました。あれ? 昨日見た姿と、目の前にあるミニ四駆の姿が違います。

S記者「部品を買って、組み込んでおいた」

 S記者のミニ四駆には、青のプラローラー、マスダンパー、高機能モーターなどが搭載されていました。私の方は時間がなく、外装までは手が回らなかったものの、モーターを強力にしたとのこと。スイッチを入れると、明らかに昨日聞いた音と違い、笑ってしまいました。

強化改造されたS記者のマシン
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