「展望、2015年の半導体業界」と題したSCR大喜利。回答者それぞれが注目する2015年に起き得る動きを披露していただいた。今回の回答者は、某ICT関連企業のいち半導体部品ユーザー氏である。
某ICT関連企業
【質問1の回答】日本では東京オリンピックをはじめとする多くの社会変化、世界ではテロや戦争
半導体業界が注目している動きは、既に始まっているビックデータの活用、IoTやウエラブルの拡大、ニューロンチップの活用などに関連した、これらを実現するためのこれまでと異なる新たなプラットフォームの登場だと考える。新たなフラットフォームを実現するために半導体業界も大きく変わることは間違いないし、そうしようとしているように見える。
しかし、これらの市場や技術の行き先は明確になっていない。半導体業界もビジネスとしての目先の業績を上げることは非常に重要であるが、そればかりでは無く広く世の中の出来事を見て行き先を決めて行く必要があると考える。
東京オリンピックだけを考えても、実現したいサービスや環境に対して、半導体業界として対応すべきことは非常に多くあるはずである。教育や介護の問題などでも、半導体業界が注視すべきことはまだまだある。さらに世界に目を向ければ、テロや戦争といった非常に大きな課題もある。多分既に半導体業界の多くの企業や技術者はこの動き、出来事を見ていると考えるし、ぜひ考えて欲しいと思う。