新年、明けましておめでとうございます。

 2014年4月にTech-On!から日経テクノロジーオンラインに名称を変更し、9カ月が経ちました。日本の技術者の皆様を応援し、産業発展に貢献するというコンセプトの下、2015年も様々なコンテンツを提供して参ります。

 2015年に萌芽する新産業や新分野とは何か? 皆様はどのようにお考えでしょうか。

 個人的には2015年の注目すべきポイントとして、まずは「ウエアラブル」「ロボット」を推しています。ウエアラブルでは米Google社から新型「Google Glass」、米Apple社から「APPLE WATCH」が今年登場する予定です。

3種類を用意する「APPLE WATCH」。(写真:Apple社)
3種類を用意する「APPLE WATCH」。(写真:Apple社)

 2015年1月6日から開催される世界最大のエレクトロニクスショー「2015 International CES」では、多様なウエアラブル機器が登場しそうです。日経テクノロジーオンラインでは記者4人を送り込み、CESの速報をお届けする予定です。ぜひご期待ください。

 ポストスマートフォンとして大きな期待が寄せられているウエアラブル機器ですが、技術的にはまだまだ課題が多く、技術革新が求められている分野です。特に、駆動時間が短いのが難です。1日1回の充電が必要なものが多く、これまでの腕時計のような感覚で利用するわけにはいきません。

 この課題をどのようにクリアするのか、電池の革新や新たな発電モジュールの付与をはじめ、超低消費電力のICやディスプレイなど、日本企業が得意とする技術での革新に期待が高まっています。

 ウエアラブル機器は、どのような機能を付与すれば、爆発的なヒットになるのでしょうか。健康機器なのか、スマホ代替なのか、はたまた決済端末なのか、まだ分かりません。それこそ、スマートフォンを手掛けてきた企業とは異なるところが覇者になるかもしれません。