製品の開発プロセスの中で、特に試作品を作製するために3Dプリンターを活用するユーザーが増えています。一方、最終製品を3Dプリンターで造る例も出てきました。最終製品の製造手段として、3Dプリンターの実力はどうなのか---。現在、『日経ものづくり』では3Dプリンターへの期待と課題に関するアンケート調査を実施中です。

 日経ものづくりでは2013年にも3Dプリンターに関する調査を実施し、同年6月号の「数字で見る現場」に掲載しました。この時は、3Dプリンター活用経験の有無、活用の意向、目的、メリット、課題など---について聞いたものです(参照URL)。課題に関する設問などは今回も踏襲して前回と比較するとともに、今回新たに追加した設問もあります。

 その1つが、「最終製品/部品の製造手段として3Dプリンターには十分な実力があると思うか」という設問です。実力があると思うか/思わないかだけではなく、「今の実力は不十分だが、将来は十分な実力になると思う」という選択肢も用意しました。別の設問では、「あなたの会社では今後、外部に販売する最終製品/部品の製造手段として3Dプリンターの活用を検討しているか」や「最終製品/部品の製造手段として3Dプリンターを考えた場合、あなたは、どのようなメリットがあると期待しているか」についても聞いています。

 現状の実力への評価や将来の実力に対する期待がどの程度かは、アンケート結果を掲載した雑誌(もしくは本サイトの記事)をお待ち下さい。ただ、3Dプリンターの実力は今後もどんどん変化していくでしょう。その実力を把握し、どんなメリットを得られるかを見極めることには常に取り組む必要があります。今回のアンケート調査と連動する形で、2014年6月号の特集でも3Dプリンターを取り上げる予定です。

 アンケート調査は2014年4月17日(木)から開始しており、既に362人の方に回答していただいております。アンケートの回答締め切りは2014年4月25日(金)です。まだ回答されていない方は、ぜひ以下のアンケート用URLにアクセスしていただければと思います。

【回答サイト】https://aida.nikkeibp.co.jp/Q/C021754WD.html

 アンケート結果は分析を加えた上で日経ものづくり2014年6月号の「数字で見る現場」に掲載する予定です。日経ものづくりに毎号掲載している「数字で見る現場」では毎月、製造業や技術者にとって重要な話題を調査テーマとして選び、Web上でアンケートを実施しています。