3Dプリンターの低価格化が進む中、特徴のある3Dプリンターを提供する新興メーカーが続々と登場してきています。これらの中で今回注目するのが、台湾XYZprinting社の「da Vinci 1.0 3D Printer」と米M3D社の「The Micro」でです。この2製品には、10万円を切る超低価格であること、そして今後の3Dプリンターの新しい流れになるであろう機能を装備しているという共通の特徴があります。

 da Vinci 1.0 3D Printerは、2014年1月に米国ラスベガスで開催された展示会「2014 International CES」に出展され、「CES 2014 EDITORS CHOICE AWORD」を受賞するなど大きな注目を集めました。2014年3月には日本法人のXYZプリンティングジャパンが家電量販店やインタネット通販サイトなどを通じた国内販売を開始し、6万9800円(税込み)という価格を設定しました。

図1 台湾XYZprinting社の「da Vinci 1.0 3D Printer」。
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