趣旨
 エレクトロニクスやITなど先端技術で代表されるハイテクノロジー(High-Technology、以下ハイテク)は誕生してから数十年に過ぎないが、我々の生活に浸透し、日常生活はデジタル化されつつある。一方、時代の流れや国民性が反映される食文化は実に奥深く、ハイテクの研究開発やビジネス展開との関連性も多く見て取れる。
 このコラムでは、「食文化の視点から見たハイテク」「ハイテクの視点から見た食文化」という双方向の切り口から、日本で働く1人の中国人の見方を交えつつグローバルな視野で、食文化とハイテクの関係を探り、もっと美味しい食、もっと面白いハイテクを考察する。

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徐 航明(じょ・こうめい)
中国西安市出身。90年代後半来日。2000年に東京工業大学大学院卒業。外資系通信メーカーを経て、2002年から日系大手電機メーカーに勤務。中国向けの技術プロモーションとアライアンス活動に携わっている。新興国発のイノベーション、そして中国や日本などの異文化の比較研究について興味がある。主な著書に、日経テクノロジーオンライン(Tech-On!)で連載していたコラム「イノベーション中国発?!」を加筆・修正して再構成した 「リバース・イノベーション2.0」(CCCメディアハウス)がある。
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