連載趣旨
医療機器開発の潮流が大きく変わりつつある。市場で必要とされる医療機器が多様化していると同時に、これまで同分野にかかわってこなかった企業の積極的な参入も求められている。医療機器の最新トレンドについて、同分野の専門家である久保田氏が分かりやすくお伝えする。
久保田 博南(くぼた・ひろなみ)
ケイ・アンド・ケイジャパン 代表取締役社長(医工連携推進機構 理事)
久保田 博南(くぼた・ひろなみ) 1963年に群馬大学 工学部電気工学科を卒業後、日本光電工業に入社。医療機器の研究開発に従事。世界初となる生体情報モニタ、ワイヤレス式の生体情報モニタを、それぞれ1965年、1975年に商品化。1994年にケイ・アンド・ケイジャパンを設立し、現在に至る。医療機器開発コンサルタント、サイエンス・ライターとしても活躍。関連活動として、ISO委員、日本医療機器学会誌 編集委員、医工連携推進機構理事などを歴任。著書は、『いのちを救う先端技術』(PHP新書、2008年)や『医療機器の歴史』(真興交易、2003年)など多数。