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折り畳み型のディスプレイを作ってもらえませんか?

田中 直樹=日経エレクトロニクス
2013/11/15 05:00
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 私はいつも、スマートフォンとタブレット端末の両方を持ち歩いています。スマートフォンでやりたいことと、タブレット端末でやりたいことは、実はほとんど同じです。メールを見て返事をしたり、検索で調べものをしたり、ニュースをチェックしたり、行き先を地図で確認したり、電車の乗り継ぎを調べたり、息抜きに動画を見たり、ツイッターやフェイスブックを見たり書き込んだり・・・。このような使い方をしている人は、私以外にもたくさんいると思います。

 なぜ私が2台の端末を持ち歩いているのかというと、本当はスマートフォン1台で済めば良いのですが、画面が小さいために使いづらいときがよくあるからです。私も初めはスマートフォンだけを使っていました。タブレット端末は後から使うようになったのですが、「画面が大きい」というだけでとても使いやすく感じます。

 例えば、電子新聞です。私は、まず新聞の紙面イメージを表示させて、そこから気になる記事を選んで読んでいます。これは本当に便利だと思うのですが、それはタブレット端末の場合に感じることです。スマートフォンでは画面サイズが小さすぎて、決して便利とは思えません。最近はスマートフォンのディスプレイの高精細化が進み、たくさんの文字を一度に表示させることもできますが、私の目が悪いこともあり、文字が小さいとどうしても読みづらく感じます。

 文字表示だけでなく動画表示でも、大画面化のメリットは小さくありません。ダウンロードした映画を見るときも、画面の小さいスマートフォンではなく、画面の大きいタブレット端末で見た方が断然楽しいです。

 それから、タッチ・パネルによる文字入力でのタイプミスも、画面が大きくなると圧倒的に減ります。スマートフォンでは、小型・軽量に惹かれて画面サイズが3.7型という比較的小さい機種を私が使っていることもあり、どうしても入力ミスを連発してしまいます。5回連続で入力ミスすることも結構あり、温厚と言われる私でもさすがにイライラします。

 画面サイズはできる限り大きい方がよい。一方、いつも持ち歩くためには、小さくて軽い方がよい。当たり前と言えばその通りですが、この矛盾する欲求が悩ましいところです。

 こんな話をある技術者の方としていたときに、「究極は折り畳み型ディスプレイ」という意見で一致しました。持ち歩いているだけで使っていないときは、ディスプレイを小さく折り畳む。とても薄いから、折り畳んでも、分厚くならない。そして、使うときはパタパタと広げて、大きな画面にする。そんなにたくさん折り畳まなくても、三つ折りくらいで、「スマートフォンの小型サイズなのにタブレット端末の大画面」は実現できそうです。

 この技術者の方に折り畳み型ディスプレイの実現性について聞くと、例えば「折り畳む部分の強度をどうやって確保するのか」など、課題は山積みとのこと。でも私は、タブレット端末の大画面とスマートフォンの小型・軽量を両立した機器がぜひ欲しい。私以外にも「ぜひ欲しい」と思っている人は、たくさんいるように思います。折り畳み型のディスプレイを量産品として、どなたか作ってもらえないでしょうか?

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