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「年齢」から見た中国と日本

徐 航明=Tech-On!特約ライター
2013/07/25 00:00
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 最近、中国のCE(Consumer Electronics)業界やIT業界では、年齢と関係する2つの大きな話題がある。1つは、Haier Electronics Group社(海爾集団)とHuawei Technologies社(華為技術)といった1980年代に創業された大手民営企業の創業者の多くが60歳を超えて、トップ交代の時期を迎えていることだ。もう1つは、IT業界のカリスマ的な存在である馬雲氏〔Alibaba Group(阿里巴巴集団)会長兼CEO〕と風雲児である史玉柱氏〔Giant Interactive Group(巨人網絡集団)CEO〕がまだ50歳前後にもかかわらず、経営の第一線から身を引いたことだ。聞くところによると、馬氏は48歳、史氏は51歳である。

 前者は、安定的に交代できるか、持続的な成長が可能かといった点で注目を集めている。後者については、さまざまな憶測が飛んでいるが、筆者はこれも時代の流れではないかと捉えている。

 年齢は、CE業界やIT業界に限らず、あらゆる国や企業の成長や衰退に影響している。今回は、トップの年齢、従業員の平均年齢、企業年齢(創業年数)、国の年齢などを日中で比較しながら、イノベーションと年齢の関係について考えてみる。

トップの年齢

 この数十年の技術の進歩やグローバル化の波によって、世界の産業の構図は大きく変わった。特に、ITの新たなトレンドとなる技術は、いつも大手企業ではなく無名のベンチャー企業から世に送り出されてきた。やはり、未来に挑戦する若者がこのIT業界をけん引しているのは間違いないだろう。その意味では、若い人にCEOの重責を任せるIT業界の馬氏と史氏の引退は、理解できる。IT業界だけではなく、IT技術との融合の流れで、他の業界でも企業トップは若くなってきている傾向がある。馬氏と史氏の年齢から分かるように、中国の企業トップの年齢は、ばらつきはあるものの全体的には相当若い。一方、現在の日本はどのような状況だろうか。

 日本の経済誌や新聞の写真、あるいはテレビのビジネスニュースを見ていて、いつも感じるのは、失礼かもしれないが、業界のトップや企業のトップが本当に年を取っているなということだ。例えば、日本産業界を代表する業界団体と大手企業のトップ層は、ほとんど60代や70代。髪はもちろん、眉毛までも真っ白になっている方もおられる。本当に尊敬すると同時に、日本には若くてトップが務まるような人材が本当にいないのか、それともそうした人材はいるが権力を渡したくないだけなのか、といった疑問を持つ。

 日中企業のトップは、それぞれの国においてはそれほど違和感がないが、セミナーやフォーラムのパーネル・ディスカーションなどで国を超えて一緒に並ぶと、年齢の差が非常に目立つように感じる。実際、筆者はそのような光景を何回も目にしており、いつもトップの年齢はその人個人の健康や活力だけでなく、企業や国の活力を示しているのではないかと深く感じている。

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