ビジネス知識に関する教育

 「ビジネス知識」に関する教育としては、自社業務、自業界/法規制、他業界、社会動向などの教育が挙げられる。

 「自社業務」の教育は、自社の組織構造、各組織の目的・機能について現状と目指す姿を理解し、目指す姿を実現していくためのスキルを身に付ける教育である。3Dデータは、全社的に活用して効果が最大化されるため、各部門の3Dデータ活用水準の現状と目標を本教育内容に織り込むとよい。

 「自業界/法規制」の教育は、自業界の生存必須要件と成功要因を理解し、自業界における自社の位置付けを向上させるためのスキルを身に付けることが目標となる。本教育に織り込む内容としては、競合の3Dデータ活用水準情報や情報収集方法などが考えられる。

 「他業界」の教育は、他業界の情報を、自業界における自社の位置付け向上につなげるためのスキルを身につけさせる教育である。本教育に織り込む内容としては、3Dデータ活用の先進事例の紹介や自業界・自社へのアナロジーなどが考えられる。

 「社会動向」の教育は、社会動向を理解し、自社の目指す方向を正しく描くためのスキルを身につけさせることを目指す。本教育に織り込む内容としては、個人工場の増加など3Dデータ活用に関する社会動向が、自業界・自社に与える影響の考察などが考えられる。