クルマ 自動車の最新技術を追う
 

「ディスプレイ×クルマ」が熱い

田中 直樹=日経エレクトロニクス
2013/07/03 05:00
印刷用ページ

 エレクトロニクス関連の展示会を見たり、セミナーを聞いたりしていると、部品メーカーの関心が大きく変わってきたことを肌で感じます。以前はパソコンやデジタル家電の次の動きが大きな関心事でしたが、今はむしろ新しい市場に対する関心が高いようです。例えばクルマ市場などです。

 こうした状況は、筆者が担当しているディスプレイ分野でも同じです。特に中小型パネルのメーカーは、スマートフォン/タブレット端末に続くもう一つの事業の柱として、車載用に大きな期待を寄せています。自動車メーカーが様々なデモをしているように、クルマの情報表示系は今後大きく変わると見られることから、パネル・メーカーは新たなビジネス・チャンスをつかもうと、開発や情報収集に余念がありません。

 そこで、筆者も企画に参加しているディスプレイのイベント「FPD International」では今年、ドイツのBMW社を基調講演に招聘します。5月末に訪問して打ち合わせをしたのですが、「ディスプレイ技術の動向には大変興味があり、講演や展示会の見学などを通じて日本のパネル・メーカーと深く交流したい」という言葉をいただきました。

 クルマ用のディスプレイはパソコン用やデジタル家電用の多くのディスプレイとは異なり、クルマ用ディスプレイの開発では、自動車メーカーとパネル・メーカーが一体になってデザイン・インをします。このため、多くのパネル・メーカーと密接な関係を構築することや、最新のパネル技術動向を常に把握することは大変重要だと、BMW社の方は語っていました。BMW社ほどの自動車メーカーであれば、パネル・メーカーとの関係構築には不自由していなくて、さほど興味がないのではないかと思っていたのですが、必ずしもそうではないようです。

 新しいビジネスの多くは、供給側と顧客との密接な情報交換や、異業種や異分野との交流から生まれます。今年のFPD Internationalでは、ディスプレイの作り手(パネル・メーカーや装置・部材メーカー)と使い手(ユーザー=セット・メーカー)が深く交流できる場を目指して、この他にも様々な企画を練っています。今年の会期は10月23~25日、開催場所は昨年と同じパシフィコ横浜です。どうぞ、ご期待ください。

【日経Automotiveセミナー】
 escar Asia 2015
  ~クルマのハッキング対策、世界の最前線~


今後、クルマにハッキング対策は必須だ。リコールに至るなど実害が出始めた。いま、日米欧でECU(電子制御ユニット)のセキュリティーを高めるためのプロジェクトが動いている。escar Asia 2015は、世界の第一線級のセキュリティー技術者が集って最新の情報を披露し、議論する。総務省、JASPAR、欧州メーカーなどが一堂に集まり、今後の展望を語る。詳細はこちら
車載ネットワークの最新動向を解説する「激変!車載ネットワーク」も同時開催。詳細はこちら

日時:2015年9月7日(月)~8日(火) 10:00~17:05
会場:目黒雅叙園(東京・目黒)
主催:日経Automotive
日経BP主催のお薦めセミナー
スキルアップしたい方は必見!
コメントする
コメントに関する諸注意(必ずお読みください)
※コメントの掲載は編集部がマニュアルで行っておりますので、即時には反映されません。

マイページ

マイページのご利用には日経テクノロジーオンラインの会員登録が必要です。

マイページでは記事のクリッピング(ブックマーク)、登録したキーワードを含む新着記事の表示(Myキーワード)、登録した連載の新着記事表示(連載ウォッチ)が利用できます。

協力メディア&
関連サイト

  • 日経エレクトロニクス
  • 日経ものづくり
  • 日経Automotive
  • 日経デジタルヘルス
  • メガソーラービジネス
  • 明日をつむぐテクノロジー
  • 新・公民連携最前線
  • 技術者塾

Follow Us

  • Facebook
  • Twitter
  • RSS

お薦めトピック

日経テクノロジーオンラインSpecial

記事ランキング