重要度(素点)の設定

 ここまでの手順においては、評価項目とモジュール・部品の関連は「○」で示し、「○」の個数で算出した指標を用いてきた。しかし、以降の手順では、優先度や新規度を考慮した指標を用いる。その準備として、「○」が記載されている箇所の重要度(素点)は、評価項目の優先度とモジュール・部品の新規度のうち、より高い方のレベルとする(図8)。

図8●重要度(素点)の設定
図8●重要度(素点)の設定
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評価対象の絞り込み[1]

 次にモジュール・部品ごとに重要度の合計を算出する。評価対象を絞り込む必要がある場合は、この重要度を合計した結果に基づいて行う(図9)。

図9●評価対象の絞り込み(1)
図9●評価対象の絞り込み[1]
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評価対象の絞り込み[2]

 続いて、モジュールや部品ごとにその重要度の平均を算出する。重要度の合計だけで評価対象を絞り込んでいくと、単機能の重要モジュールや部品が評価対象から外れてしまうのである。そこでここでは、重要度平均が高いものも評価対象としなければならない(図10)。

図10●評価対象の絞り込み(2)
図10●評価対象の絞り込み[2]
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