SSMの手順と管理指標
SSMの手順概要を図4に示す。
この手順を推進するに当たっては、7つの管理指標を設けている(表)。設計フェーズでは、各評価項目に影響のあるモジュールや部品数、つまり各製品・設計仕様を実現しているモジュール・部品数(複雑度)と各モジュール・部品が影響を与える製品・設計仕様数(影響度)を主に使用する。そして、モジュールと部品数の低減、評価体系の詳細化、評価項目の具体化を、複雑度を指標にして進めるのである。また、設計変更の際はその影響度を確認しながら進め、規模の大きい設計変更は安易に行わないようにする。
評価フェーズでは、問題発生時の影響の大きさや発生確率などから設定する評価項目の優先度を、また各モジュール・部品の新規性と評価項目の優先度から設定する各モジュール・部品の重要度を主に使用し、評価項目や評価体系の絞り込みを行っていくのである。
SSMの詳細手順については、次回の記事で紹介したい。