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HOMEものづくり設計革新ものづくり技術者が見た「スパコン」の世界 > 第2回:「F1ワールド」だったスパコンの世界で「HPC」という言葉に出合った

ものづくり技術者が見た「スパコン」の世界

第2回:「F1ワールド」だったスパコンの世界で「HPC」という言葉に出合った

  • 柴田 直樹=日本アイ・ビー・エム システムx事業部 システムズ&テクノロジーエバンジェリスト
  • 2012/10/23 15:00
  • 1/2ページ

「F1ワールド」だったスパコンは「スーパーライセンス」が必要だった

 皆さん、こんにちは。日本IBMの柴田です。本連載も無事に2回目を迎えました。今回も、スパコンの世界に無謀にも飛び込んでいった頃を回想しながら、当時のスパコンを振り返ってみようと思います。ぜひ最後までお読み頂ければと思います。

 スパコンの世界に入った頃、著者が携わっていた業務は「スパコン用のミドルウエア、ソフトウエアのインストールと設定作業」でした。これが実はなかなか幸運な役柄で、各社のスパコンに多く触れる貴重な体験ができたのでした。ただし…それだけ。当然のことながら「F1マシン」のスパコンに触れる以外のことは、なかなかできない時期が続いたのです(笑)。

 その一例ですが、基本的にインストール設定作業の時は、私が余計な操作をしないように「管理者」の方が背後に立ってすべてのオペレーションを監視していたのです。「操作に関してはバックグラウンドでログを全部取ってますから」とも言われていました。時には「あー、その操作をする時はこちらでやるので、何をするか口頭で指示してください」なんて言われながら作業をしたこともありました。

 その当時は「これ、F1なんだ……素人が運転できる代物じゃないんだ」と自分に言い聞かせていましたが、その分、心の中では「いつかこいつを自由自在に動かしてみたいな」とも思っていたのです。確かに筐体も大きいですし、ファンの音も強力。素人目に見ても「こいつはとんでもない能力を持っている」ということは容易に想像がつきましたから!

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