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LG Display社の2Q業績、実質は営業黒字に転換

中根 康夫=ドイツ証券
2012/08/02 00:00
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 TFT液晶最大手の一角を占めるLG Display社(以下、同社)が2012年7月26日に2012年度第2四半期(2Q)決算を発表。売上高は、高付加価値製品〔3次元(3D)対応のFPR (Film Patterned Retarder)フィルム付きパネル、タブレットPC向けパネル〕の売上比率上昇などでプロダクトミックスが改善されたことにより6兆9100億韓国ウォン(KRW)〔対前年比(YOY)で14%増、対前四半期比(QOQ)で12%増〕となった。

 液晶ディスプレイ価格カルテルに絡む費用計上の影響により、営業損失は260億KRW(YOYで赤字縮小、QOQで赤字縮小)となり(液晶ディスプレイ価格カルテルの影響がなければ、2Qは1740億KRWの黒字で、営業利益率は2.5%になると説明)、7四半期連続の営業赤字となった。当期損失は1120億KRW(YOYで赤字転換、QOQで赤字縮小)。売上総利益率は11.1%で、営業利益率は-0.4%だった。

出荷面積は事前予想を下回る

 出荷面積は855.3万m2(YOYで15%増、QOQで6%増)と事前予想(QOQで約10%増)を下回った。下振れの要因は、世界的な景気減速の影響により欧州や中国市場での需要が想定より弱かったこと、一部のセットメーカーが中間期決算を控え在庫調整を実施し同社受注減につながったこと、加えて利益率の低い製品の一部製造を中止したこと、によるものとコメントした。なお、全体の出荷量の30%が3D対応のFPRフィルム付き製品(3Qは同40%程度の見通し)だった。Blended ASP(平均単価)は高付加価値製品の出荷増によりQOQで5%上昇の701米ドル(LCD Moduleベース)。

テレビとタブレットPCが牽引

 アプリケーション別の売り上げ構成は、テレビ向けが49%(1Q:47%)、モニター向けが17%(同21%)、ノートブック(NB)向けが14%(同15%)、タブレットPC向けが10%(同5%)、携帯電話その他向けが10%(同12%)となった。絶対水準では、テレビ向けがYOYで17%増、QOQで17%増、モニター向けがYOYで3%減、QOQで10%減、NB向けがYOYで14%増、QOQで4%増、タブレットPC向けがYOYで14%増、QOQで124%増、携帯電話その他向けがYOYで43%増、QOQで7%減となった。つまり、テレビとタブレットPCが牽引役ということになる。

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