趣旨
テレビ、スマートフォンなどの市場における、日本の民生機器メーカーの苦境ぶりが伝えられている。果たして日本のエレクトロニクス・メーカーは、今後どのような製品を作っていけばいいのか。かつて、ソニーで無線機能付き液晶テレビ「エアボード」や、遠隔地からテレビ番組を楽しめる「ロケーションフリー」などの開発に携わり、2007年にケンウッドに移籍し、2008年にJVC・ケンウッド・ホールディングス 執行役員常務を務めた前田悟氏が、これまで手掛けた開発案件を振り返りながら、今後の道筋を提案していく。
前田 悟(まえだ さとる)
エムジェイアイ 代表取締役
1973年、ソニー入社。電話回線を介して情報をやりとりするビデオテックスやコードレス電話機などの新商品の企画・開発に携わる。世界初の無線テレビ「エアボード」や遠隔地からテレビ番組を楽しめる「ロケーションフリー」などを開発。2007年にケンウッドに移籍し、2008年にJVC・ケンウッド・ホールディングス執行役員常務。2011年6月に退任。エムジェイアイ株式会社設立、製品企画・経営コンサルタントを行う傍ら、複数企業の社外役員・アドバイザーも務める。