趣旨
日本は独特の優れた「技術」にあふれた国です。そしてグローバル市場には手つかずの需要が眠っています。でも「技術はあっても売る技術がない」のが日本の弱点。世界で勝負し、高価格で長期的に買ってくれる顧客を創造する。そのカギを握るのが「ブランド主導のビジネス戦略」です。日本の技術産業最前線の皆様を世界への道と未来への夢に向けてナビゲートすべく、グローバルブランド激戦区中国の現場から、ブランドコンサルティングを業とする筆者が実戦的なブランド論をお届けします。
岡崎 茂生 (おかざき しげお)
1981年東京大学教育学部卒業、1989年ピッツバーグ大学経営大学院MBA。 1982年電通入社、2006年より北京駐在。現在、北京電通広告ブランド・クリエーション・センター本部長。30年におよぶ広告・マーケティング領域での経験をベースに、中国企業をはじめタイ、アメリカ、韓国、日本企業などを対象に幅広くブランド戦略コンサルティングを行なう。アジア各国およびアメリカの大学/大学院でのブランド講座・公開セミナー、フォーラムでのスピーチ、雑誌連載など多数。チュラロンコン大学商学部マーケティング学科客員准教授、南京大学ジャーナリズム&コミュニケーション学院客員教授。