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モジュラー化の先にあるもの

第14回・ものづくりと普及率との深い関係

  • 津田 真吾=iTiDコンサルティング ディレクター
  • 2011/06/06 00:00
  • 1/2ページ

 イノベーター理論をご存知でしょうか。1962年に米スタンフォード大学のEverett M. Rogers教授が提唱した理論で、新しい商品が市場投入されてから消費者がその商品を購入するまでの期間を明らかにしたものです。Rogers教授は、新しいものが社会に普及する過程を観察し、人がそのものを採用するまでの時間について五つのパターンを発見しました。みなさんの周りにも新しいものが出たら飛びつく人、知人から勧められてはじめて買う人、最後まで購入しない人などいくつかの傾向が見られるのではないでしょうか。

 これを最近広がりつつあるFacebookにあてはめてみましょう。『あなたにとってFacebookとは何か』と尋ねられたときに、最も当てはまるものを以下に挙げる10個の選択肢から選んでください。

(1)ソースコードが公開されているので、アプリ開発に使える
(2)ブログよりカジュアルだが、twitterより持続性の高いコミュニケーションツール
(3)実名主義なので旧友とのコンタクトに使える
(4)友達の友達を紹介するような身近な感覚を知人と共有できる
(5)勧められて使ってみたが、使い方がわからない
(6)勧められているが、何に役立つのか正直わからない
(7)周りに使っている人が多いようなので、もう少し経ったら入れてみよう
(8)正直疎い
(9)メールすら億劫なので、多分やらない
(10)わかりません

どれが一番当てはまりましたか?

(1)(2)を選択した人→イノベーター(Innovator)
いわゆるオタクや専門家の部類です。その領域について非常に詳しいため、新しい技術に飛びつきます。

(3)(4)を選択した人→アーリーアドブター (Early Adopter)
Adopt には異質なものを取り入れる、という意味があるように、情報に敏感に反応し、異質なものもあまり恐れません。新しい機能に魅力を感じ、トライします。オピニオンリーダーとも言われており、新しい商品や技術を分かりやすく表現します。そのため、この層に支持されると普及への道が開かれます。

(5)(6)を選択した人→アーリーマジョリティ (Early Majority)
前期追随者とも呼ばれており、全体の約三分の一を占めています。新しい機能だけでなく、品質や性能なども比較的慎重に見極め、購入を判断します。

(7)(8)を選択した人→レイトマジョリティ(Late Majority)
後期追随者として、半数の人が導入してから、取り入れる比較的懐疑的な人となります。この段階まで来ると、商品を購入する動機はさまざまです。シェア拡大を図って類似品が市場に多く存在するため、機能面では差別化しにくくなっており、商品デザインやブランドなども大きく影響します。

(9)(10)を選択した人→ラガード(Laggard)
伝統を重んじるため、商品が新しいうちは採用しません。

※簡易的なアンケートです。イノベーター理論では初期2.5%がイノベーター、次の13.5%がアーリーアドプター、次の34%がアーリーマジョリティ、などと定量的な基準があります。

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