これまでの10年で半導体消費には大きな変化が起こった。2000年ごろまでの半導体消費の牽引役は,デスクトップ・パソコン(PC)やオフィース・コンピュータ(オフコン),有線通信機器,家電だった。その後にノートPCやデジタル家電,携帯電話が台頭し,半導体消費の中心は企業から家庭や個人に移行した。そして最近は,半導体消費者の人口が増加することによる消費拡大が顕著になってきた。BOP(base of population:年間所得が3000米ドル/年未満の貧困層)の所得が上昇し,新たに半導体消費層になってきたからである。この新たな半導体消費層向けのエレクトロニクス機器は,EMS/ODMが中心となって製造している。半導体消費全体に占めるEMS/ODMの割合は,10年前の8%から現在は32%に急増した。これまでの10年間の変化は,我々の予想をはるかに超えるものだった。このことから,今後10年間で起こる変化も,現在の予想をはるかに超えるものになる可能性は高い。
この記事は会員登録で続きをご覧いただけます
-
会員の方はこちら
ログイン -
登録するとマイページが使えます
今すぐ会員登録(無料)
日経クロステック登録会員になると…
・新着が分かるメールマガジンが届く
・キーワード登録、連載フォローが便利
さらに、有料会員に申し込むとすべての記事が読み放題に!
春割キャンペーン実施中!
>>詳しくは
日経クロステックからのお薦め
日経BP 総合研究所がお話を承ります。ESG/SDGs対応から調査、情報開示まで、お気軽にお問い合わせください。
ブランド強化、認知度向上、エンゲージメント強化、社内啓蒙、新規事業創出…。各種の戦略・施策立案をご支援します。詳細は下のリンクから。
「デジタル&ソリューション」をキーワードに、多様な事業を展開しています。
日経BPは、デジタル部門や編集職、営業職・販売職でキャリア採用を実施しています。デジタル部門では、データ活用、Webシステムの開発・運用、決済システムのエンジニアを募集中。詳細は下のリンクからご覧下さい。