これまでの10年で半導体消費には大きな変化が起こった。2000年ごろまでの半導体消費の牽引役は,デスクトップ・パソコン(PC)やオフィース・コンピュータ(オフコン),有線通信機器,家電だった。その後にノートPCやデジタル家電,携帯電話が台頭し,半導体消費の中心は企業から家庭や個人に移行した。そして最近は,半導体消費者の人口が増加することによる消費拡大が顕著になってきた。BOP(base of population:年間所得が3000米ドル/年未満の貧困層)の所得が上昇し,新たに半導体消費層になってきたからである。この新たな半導体消費層向けのエレクトロニクス機器は,EMS/ODMが中心となって製造している。半導体消費全体に占めるEMS/ODMの割合は,10年前の8%から現在は32%に急増した。これまでの10年間の変化は,我々の予想をはるかに超えるものだった。このことから,今後10年間で起こる変化も,現在の予想をはるかに超えるものになる可能性は高い。

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