台湾Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd.（TSMC）の連結売上高は，311億7300万台湾ドル（対前年同月比（以下YOY）－2.0％，対前月比（以下MOM）＋17.6％）と5カ月連続のMOM増収だった。ハイエンド・プロセスにおいての，需要拡大が要因となった。YOYでは11カ月連続の減収が続いているが，YOY減収率は2月が－58％だったのに対し，6月は同 －10％，7月は同 －2％と月を追うごとに減収幅が縮まり着実な回復を続けている。受注のビジビリティは11月まで伸びており，第4四半期受注も通信関係（ネットワーク機器および携帯電話機）向け需要好調により稼働率は（特に300mmウエーハ工場は）フル稼働に近い状況が続きそうである。
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