図1●家庭用太陽電池ユーザーの満足度(2009年7月調査)
図1●家庭用太陽電池ユーザーの満足度(2009年7月調査)
[画像のクリックで拡大表示]
図2●家庭用太陽電池ユーザーの設置,導入検討状況(2009年7月調査)
図2●家庭用太陽電池ユーザーの設置,導入検討状況(2009年7月調査)
[画像のクリックで拡大表示]

 国内の家庭用太陽電池ユーザーは,導入した太陽電池にほぼ満足していることが分かった。日経マーケット・アクセスが2009年7月に行った調査によると,「非常に満足」と「まあ満足」を足したユーザーの比率は全国平均で78.9%に達した(図1)。まだ導入率が2.1%と低いため,サンプル数は171しかないが,これまでに太陽電池を導入したユーザーの満足度が高いことは間違いないようだ。

 家庭用太陽電池の設置,導入検討状況を見ると,「導入したいがコストや設置場所などの制約で導入できない」が27.5%を占めた(図2)。図2の「その他」の自由意見欄には,「集合住宅や賃貸住宅で導入できない」という声が多かった。

 また,「導入は考えていない」と回答した人が58.1%と最も多かった。導入できない人と合わせると85.6%になり,太陽電池の普及は当分限定的だろう。

【調査概要】
「日経BP調査モニター」(約20万人)にWebサイトで調査を告知,Webアンケート・システム「AIDA」を使って実施した。
調査時期:2009年7月7日~2009年7月14日。
回収数:8032。うち太陽電池を住宅に導入済みの回答数は171(2.1%)。