2009年6月の台湾大型TFT液晶パネル出荷数量は対前月比(以下MOM) +6.6%の1730万7000枚と,主要4社全社でMOM出荷増だった。対前年同月比(以下YOY)でも +7%となり1年ぶりのYOY増加となった。YOYでは2008年11月以降 30~50%の減少が続き,パネル出荷数量はパネル実需を大きく下回る水準が続いてきたが,ようやく実需見合いの水準に回復してきた。2008年は5月をピークに6月から供給過剰,出荷数量が減少し始めており,YOYの比較ベースが下がること,2009年は5月以降も稼働率の回復が続いていることから,7月以降YOYのプラス幅は拡大していく可能性が高い。
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