今回は「プラスの言葉」の重要性について紹介していきたいと思います。皆さんは「言霊（ことだま）」という言葉を耳にしたことがあるはずです。古くから日本では，言葉には不思議な力が宿っていると信じられていました。それを言霊と呼び，発した言葉通りの結果を現実にする力が存在するとされていたのです。実際に言霊を信じるか信じないかは別にして，私たちは毎日使っている言葉によって，自分自身に暗示を掛けていることを忘れてはならないと思います。
それはつまり，こういうことです。プラスの言葉を多く使う人はプラスの暗示，逆にマイナスの言葉を多く使う人はマイナスの暗示を自分自身に掛けているのです。
さまざまな研究の結果，言葉による暗示が潜在意識に対して影響を与えていることが分かってきています。自分が使っている言葉に注意を払うことが重要です。
成功を呼び寄せるプラスの言葉とは…
プラスの言葉には，次のようなものがあります。
- それは可能だ
- 私はできる
- 私は実行する
- やってみよう
- できないわけがない
- 今すぐやってみよう
- 必ずできる
- やってみなければ分からない
- 実行する価値がある
- 気持ちの良い朝だ
- 今日も素晴らしい一日になる
- 気分は最高だ
- よし，やるぞ！
- 今日も元気に頑張ろう
- 頑張れ！
- やればできる
- 見通しは明るい
- 大丈夫
習慣をつくる
自分がどのような言葉を使っているかを知るには，ノートを常に携帯し，自分が実際に発した言葉を書き留めた上で，後からチェックします。起床に始まり，家族との会話や会社での会話，会議での発言，さらに仕事が終わって一息ついた店での会話，といったようにその都度メモを取ります。ノートの左側にプラスの言葉，右側にマイナスの言葉を書いていき，1週間後に集計します。プラスとマイナスのどちらの言葉が多かったでしょうか。マイナスが多いようなら，意識してマイナスの言葉を言わないように努めましょう。理想は，マイナスの言葉をゼロにすることです。こうして，プラスの言葉を習慣にしていくのです。
最後に，プラスの言葉を習慣にするためのヒントを送ります。
「できない理由や言い訳を考えないで，どうすればできるかを考えて，言葉にする」
