日経マーケット・アクセスの会員向け記事から半導体,デジタル家電分野を中心に世界市場,国内市場の出荷実績や市場予測などエッセンスを毎週紹介。荒れる市場を乗り越えるお手伝いをします。
今週のマーケット・データ
日経マーケット・アクセスの会員向け記事から半導体,デジタル家電分野を中心に世界市場,国内市場の出荷実績や市場予測などエッセンスを毎週紹介。荒れる市場を乗り越えるお手伝いをします。
目次
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Acer社はノート型で世界トップに,部品コストの増加を跳ね返して利益率確保
台湾のノート型パソコン・ブランド大手2社(Acer,ASUSTeK)の2010年第1四半期の決算は,部品コスト増に伴う採算悪化が危惧されていたものの,前期と同じ利益率を確保した。両者のシェアは,低迷していた欧州市場の回復に加えて,成長する中国市場で挽回(ばんかい)して上昇した。米Gartner社の…
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2014年度に移動体通信サービス市場の56%がデータ系,スマートフォン市場は4倍の3750億円に拡大
富士キメラ総研は「2010ワイヤレスBBアプリケーション市場調査総覧」をまとめた。通信インフラ・サービスやアプリケーション・サービス,端末などの移動体通信関連分野の国内市場規模を調べたものだ。
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2009年度の国内スマートフォン市場は対前年度比113%増,iPhoneのシェアは72.2%
MM総研は4月22日,「2009年度通期国内携帯電話端末出荷概況」を発表した。それによると,国内における携帯電話機の出荷台数は2009年度に対前年度比4.0%減の3444万台だった。2年連続で出荷台数は減ったものの,半期ごとに見ると2009年度上半期,下半期と連続して前半期より増えている。MM総研…
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日独で太陽電池生産投資が息切れか
2008年から2009年にかけての世界不況下でも絶えず世界の太陽電池生産能力を上方修正し続けてきたフランス調査会社のYole Developpement社が,このほど初めて2012年の世界生産能力を引き下げた。修正幅は発電能力換算でわずか2%減程度と小幅だが,前回予測からたった3カ月間で修正したこ…
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2010年3月の台湾液晶パネル売上高は実質前月比25%増,5月中旬からテレビ向けは値上がりの可能性
2010年3月の台湾液晶パネル大手4社の売上高は対前月比9%増だった。2010年3月18日にInnolux Display社とChi Mei Optoelectronics社,TPO Displays社が合併して発足した台湾Chimei Innolux(CMI)社の3月売上高には,Chi Mei …
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半導体製造装置の出荷金額,日本向けは1位から4位に
2009年の世界の半導体製造装置の出荷金額は,2年連続で大幅に落ち込んだ。SEMI(Semiconductor Equipment and Materials International)の2010年3月の発表によると,2009年の世界の半導体製造装置出荷金額は,対前年比46.1%減の159億20…
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国内のデジタル家電販売状況,薄型テレビの家電市場けん引が鮮明に
2009年の年末から2010年の年初にかけての国内デジタル家電販売は,薄型テレビを中心とする「AV家電」分野が市場をけん引して,比較的好調に推移したことが明らかになった。日経マーケット・アクセスがGfK Japan(ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン)の協力を得て毎週報告している国内家電…
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スマートフォンの世界需要は2014年度に携帯電話機の25.7%を占める4.5億台
2014年度に,世界で購入される4台に1台がスマートフォン*1になる。ミック経済研究所が北米,中国,韓国,日本,その他アジア,欧州,南米その他の7地域に分けて調査分析した結果,2014年度(2014年4月~2015年3月)に世界のスマートフォン需要は,2008年度比3.4倍の4億4823万1000台…
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台湾メーカーのスマートフォン戦略,AndroidでもFoxconn優位が続く
米Apple社が2009年の半ばに発売した「iPhone 3GS」は,ソフトもハード仕様も「iPhone 3G」とあまり変わらないが,2009年7~9月期(米Apple社の会計年度では第4四半期に該当)において740万台の販売台数を記録した。特に,米国の通信事業者A&T社において,同四半期のiPho…
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2010年の世界ノート型パソコン生産は対前年比20.7%増の1億8168万台
2009年のノート型パソコン市場は年初の予想を上回る好調ぶりだった。2009年のノート型パソコン生産台数は対前年比11.2%増の1億5054万台と二桁成長を維持した。年初は世界同時不況のために,マイナス成長を予測するメーカーもあったが,終わってみれば成長率は鈍化したものの,二桁成長だった。2010年…
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韓国のLEDメーカー売上高が急増,テレビ向け需要に対応
LED市場における韓国メーカーの存在感が急速に高まっている。韓国LED主要4社(Samsung Electro Mechanics社,LG innotek社,Seoul Semiconductor社,Lumens社)の2009年第3四半期のLED部門の売上高は対前年同期比2.3倍,対前期比26%増の…
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2011年の世界半導体材料出荷金額は対前年比8.1%増の約430億米ドル,SEMIが予測
国際半導体製造装置材料協会(SEMI)が2009年12月に発表した予測によると,2011年の世界の半導体材料出荷金額は対前年比8.1%増の429億1000万米ドルになる(図1)。2009年に同18.8%減と大幅に落ち込む半導体材料市場だが,2010年以降回復に向かう。
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台湾Epistar社の売上高は対前月比3%増で過去最高,サムスン電子向けが増収の大きな柱に
台湾Epistar社の2009年11月の売上高は対前月比3%増の13.2億台湾ドルだった。単月売上高では,前月に続いて2カ月連続で過去最高を記録した。例年,携帯電話機およびデジタル家電向けを中心とするLED出荷数量が対前月比で落ち込む月だが,2009年は大型液晶パネルのバックライト向けと一般照明向け…
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大和証券SMBC,中国の2010年液晶テレビ出荷台数を380万台上方修正し3830万台と予測
大和証券SMBCは,2010年の中国の液晶テレビの出荷台数予想を従来の3450万台から3830万台に引き上げた。中国市場は米国を抜いて単一国家として世界最大市場になる見通しだ。
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2009年第3四半期のシリコン・ウエーハ出荷,対前四半期比16.9%増の127万2000m2に
2009年第3四半期のシリコン・ウエーハの出荷面積は,前期に引き続き大幅に回復した。SEMI(Semiconductor Equipment and Materials International)の2009年11月の発表によると,2009年第3四半期の全世界でのシリコン・ウエーハ出荷面積は,対前…
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中国のスマートフォン市場,2008年は携帯電話機市場の15.3%に拡大
中国でスマートフォンの販売が好調だ。2009年11月に米Dell社がスマートフォン市場への参入を正式発表したが,同社が世界で最初の参入地として選んだのも中国市場である。
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世界の太陽電池設置量は2013年に08年比4倍,日米が積極政策
太陽電池市場が急速に回復している。2008年秋,リーマン・ショックと同時期にスペイン政府が太陽電池のフィードイン・タリフ制度の受付許可容量を大幅に引き下げると,世界最大のスペイン市場の縮小とともに世界の太陽電池需要は急減したが,日本や欧州で需要回復の兆しが見え始めた。2009年後半には再び世界市場…
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2009年10月の台湾メーカーの大型液晶パネル出荷数量は9カ月ぶりの前月比減少
2009年10月の台湾液晶パネル・メーカー大手4社の大型液晶パネル出荷数量は対前月比7.5%減の1788万枚だった。モニター用液晶パネルがマイナス成長だったためだ。テレビ用やノート型パソコン用は堅調だったものの,モニター用を補うほどではなかった。その結果,台湾液晶パネル・メーカー大手4社の売上高は…
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Windows 7効果で金額ベースでも前年同期を上回り始めた家電量販店のパソコン販売
2009年10月24日,米Microsoft社のパソコン新OS「Windows 7」搭載機が発売されて以来,国内家電量販店のパソコン販売が久々に活況を呈している。
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パソコンの世界生産,2009年は当初予測より減少幅縮小し2億8900万台,2013年まで年率平均5.6%増で成長
日経マーケット・アクセスの予測によると,2009年のパソコン世界生産台数は前年比3.7%減の2億8900万台になる。2009年7月時点では,世界不況の影響を受けて対前年比5.0%減の2億8500万台と見ていたが,新興国需要が好調であることに加え,先進国でも一般消費者需要が底堅いことを受けて,予測を約…